汗かき教師修行 10年 よい友クラス(2008年度4年生) 忍者ブログ
〜本物は続く 続けると本物になる〜
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1 修了式
2 大掃除
3 道徳

いよいよ修了式。4い友学級解散の日。毎年,修了の日は感慨深い。自分のできなかった反省と,それでも育った子たちを見る嬉しさと,巣立つ子どもたちを見送る一抹の寂しさと。
僕は,結構涙もろいたちで,男のくせに,人前でワンワン泣いたりしてしまう。
でも,子どもたちの前では極力泣かない。なぜなら,かっこ悪いからである。
それに,キャラに合わない(笑)。だから,つとめてからっと別れようとするのだが,根がしめっぽいので,どうしてもしめっぽさが伝染してしまうことがある。泣きながら,笑ってお別れする。どうも,こんなのが僕のクラスの解散の仕方みたいだ。

1 修了式
連発あいさつで送り出し。「これが4い友学級最後のおはようございます,だけど,今のでいいの?」
「よくありません。」
ということで,もう一度やる。十分よかったのだけど,なんとなく名残惜しいしね。
教室の移動の仕方。体育館での待ち方。座り方。話の聴き方。歌の歌い方などなど。学校での活動のすべてが,卒業式に集約されるのであれば,学年ごとの中間評価は,この修了式に集約されるのではないだろうか。始業式でわちゃわちゃしていた子どもたちが,1年後には発達段階に応じて成長している。それを見る場所が,修了式であると思う。後ろから,前からと子どもたちを観察していると,学年は違っても,その子の育ちと課題というのがよく分かる。そうやって,子どもの様子を観察して,子どもの育ちを確認する場にしたいと思う。

2 大掃除+修了証書授与式
教室の拭き掃除。あらゆるところをピカピカにする。自問清掃。自問日記も書かせる。子どもたちなりに,自分の育ちについて考えることが出来ていた。
掃除を終えてからは,修了証書授与式。
って,偉そうにいうが,たんに通知表を渡すだけ。ただ,通知表の裏には,「4年生の過程を修了しました。」とあり,校長の印鑑が押してある。これは,立派な修了証書である。だから,もちろん渡し方もめちゃくちゃ厳かに渡す。
まず,BGMをかける。雰囲気を作る。
そして,普段は使っていない教卓を置き,証書入れを用意する。そこに,通知表を入れて,一人一人呼名する。「鈴木 一朗くん」「はい」
もちろん歩くときの動線も決まっていて,一方通行で取りに来る。次の子は,待機場所で待つ。
子どもは通知表を礼をして受取り,右手に折りたたんで抱え込む。卒業式の受け取り方と同じように受け取る。そんな感じで,クラス全員に渡す。
こんな風に卒業式風に渡すと,子どもたちもめちゃくちゃ真剣に受け取ろうとする。返事も,歩き方も,受け取り方もめちゃくちゃうまくなる。これを毎学期やっていけば,卒業式用に,練習することなど必要ない。
4い友学級の,修了証書授与式では,立派に育った子どもたちの姿を見ることが出来た。

業間休み
最後の休み時間。子どもたちと一緒に大縄をする。えらく少ないなぁって思っていたら,N浜開発プランの優勝グループたちが,勝手に校長先生のところにいってプレゼンをしていたらしい。
「すごく喜んでくれました。」
それは,何よりである。自分たちのやっていることに誇りを持ってもらいたい。
「じゃあ,引っかかったらおしまいね。」と,時間5分前にいってからが,どこまでも粘る子どもたち。ボール遊びに行っていた子もやってきて,延々と続きそうな雰囲気に。授業があるので,あせっていたら,ようやく引っかかった。「あぁぁ~!」って,また5年生で楽しんでちょうだい。

3 道徳「ぼくは何を」
修了式の日はバタバタとするのだが,僕は最後の授業をあえて行うことにしている。
最後の最後だからこそ,伝わることもあるし,最後の最後まで,子どもを伸ばすことにこだわりたい。

ぼくは何を
   まどみちお

ぼくは 何をもっているのだ
やさしさなら (    )がもっている
勇気なら (     )が
すなおさなら (    )が
賢さなら (    )がもっている
がまん強さなら 冬の(   )が
そして美しさなら
道ばたの一本の(    )がもっている
で ぼくは何をもっているのだ

休み時間中に,このように板書しておく。
子どもたちと一緒に音読して,(   )の中を予想していく。
子どもたちの発想は,なかなかに面白い。一年間こういったやりとりを繰り返してきたおかげで,子どもたちの発言は,どんどんとわいて出てくる。一年前は,こうではなかったはずなのだ。発言する子が偏っていたり,自分とは関係ない顔でそっぽ向いたり,自分勝手に言いまわっていたり,一言も発しないでうつむいている子たちの集まりだったのである。それが,自然とぶつぶつと子どもたちのつぶやきや発言が出てくるようになったのである。それだけでも感慨深い。
すべての言葉が入ったところで,子どもたちに問う。
「で,ぼくは何をもっているのですか?」
ぼくというのは,作者が詩の中の登場人物として設定している人であり,つまり私のことである。男に限ったことではなく考えるように話す。
少しの優しさ/自分なりの優しさ/元気さ/明るさ/やる気/努力する気持ち/未来/夢/強さ/面白さ/明るい光/希望/自信/チャレンジする気持ち
などなどの言葉が出てきた。一人一人の子が,自分の特徴にあった発言をしているのも面白い。
というのが出てきたところで,続きを書く。

いつも後でしまったと思う
おっちょこちょいと

「え~!?」という子どもたちの声。
「自分は,おっちょこちょいだと思う人?」
と聞くと,多くの子が手を挙げる。「じゃあ,え~じゃないじゃん!」

「“と”だから,続きがあるから,安心してね。」といいながら,続きを書く。

だれにも負けない 

「なんだろう?」

いたずら心

「なんだ~!」
「いたずら心がある人」と聞くと,これまたたくさん手が上がる。「やっぱりそんなもんでしょう。」

のほかに・・・

「よかった。まだあるのね。」

笑うなかれ!
希望だ・・・

と書く。
「やった!当たった」という反応の子も。
「なぜ希望なんでしょうか。」と,ストレートに尋ねる。
ぼくは子どもだから,これから成長していく。/まだまだ未来がある。/大人たちには未来がないけど,子どもには未来がある。/これから自分も,優しくなれるし勇気も持てる。/自分の努力次第で,なんにでもなれる。/今は,だめでも夢を持って進めばいい/チャレンジして乗り越えることが大切
というような意見が出る。
「すごいね。みんないい答えだ。作者が言っていることと同じだよ。」
ということで,続きを書いた学級通信を配布した。

やさしくて 勇気があって
すなおで 賢くて
がまん強くて 勤勉な
美しい心
に ぼくを少しでも近づけたいという・・・
笑うなかれ!
というぼくよ
自分で笑っちゃ サマにならぬぞよ

学級通信には,子どもたち一人一人のいいところを書いておいた。
それをじっくりと読み上げる。
何人かの子が,すすりあげるようにして泣き始めてしまった。そういうのに僕は弱い。弱いけど,泣くと恥ずかしいので,たんたんと読んでいく。
「〇〇君には,なんでもやりぬこうとするチャレンジ精神。〇〇さんは,目標を持ってコツコツとやりぬこうとする粘り強さ・・・」
読み終えたところで,子どもたちにメッセージを伝えて,授業を終えた。
何人かが泣いていて,何人かは笑顔で,何人かはすっきりした顔で・・・。
こんな感じが,僕が描いている最後の授業。そんな雰囲気で授業を終えることが出来た。

最後の歌は,「君とぼくのラララ」
これもちょうどいい歌詞だ。「笑って よい友」がクラス目標の,このクラスに合っている。
5年生になっても,前向きに,希望を持って進んでもらいたい。そんな気持ちをこめて,クラスを解散することが出来た。おつかれさん!!またね!!

「君とぼくのラララ」

さよならなんて いわなくても いいよね また あえるね
げんきでなんて いわなくても げんきで また あえるね
ぼくのみるそらと きみのみるそらは
つながっているから おんなじそらだから
ラララ さよならのかわりに なみだのかわりに
ラララ きみとぼくのあいだに ラララ ひとつのうた

こころがちょっと いたいのは えがおが まぶしいからだね
さみしいなんて いわないのが いいよね きっと あえるね
ぼくのあるくみちと きみのあるくみちは
つながっているから おんなじみちだから
ラララ かなしみのかわりに てをふるかわりに
ラララ きみとぼくのあいだに ラララ ひとつのうた

ぼくのみるゆめと きみのみるゆめは
つながっているから おんなじゆめだから
ラララ さよならのかわりに なみだのかわりに
ラララ きみとぼくのあいだに ラララ ひとつのうた

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朝の会
1 学級会
23お別れ会
4 道徳

朝の会
大掃除の後片付け
お別れ会の準備

1 学級会
お別れ会の準備
そこで,トラブル発生。
準備のためにはりきって机を運んでいた子が,机を倒してけが。足の指を痛めてしまった。
結局病院にいって,楽しみにしていたお別れ会に参加できず。本当に残念なことに。

23お別れ会
4い友学級流のお楽しみ会は,屋台方式。子どもたちが開発したシステム?
ランチルームを使って,お店をする。いろいろと面白いお店があって楽しめた。
僕は,子どもの作った理科の絵本を読むための本屋をする。・・・が人気なし(笑)
そらあ,遊んだ方が楽しいかもね。
後片付けをしたら,外に出て遊び。
ドッチビー(フリスビーでドッチボールをする)と隠れオニゴ(かくれんぼ+鬼ごっこ)という,なんか子どもたち独自の遊びをする。楽しそうなのでよし!

4 道徳
春休みのくらしについての連絡
心のノート
4年生になっての自分のことを振り返る。

いよいよ,あと1日で終了。

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朝の会
1 社会
2 大掃除
3 大掃除
4 体育

朝の会
朝の会は,わざと遅れていく。というか,行かない(笑)。
で,終わり間際に教室へ。子どもたちは,みんな思い思いの学習をしていた。卒業式の休みを入れて4連休あけの月曜日なのに,そんな雰囲気を微塵も感じさせない。
連発挨拶
こちらも,月曜日の感じなし。
語り
一人=学び
仲間=学び合い
学ぶというのは,自分ですることである。でも,一人だと弱い。一人ではできないことがたくさんある。だから,そばに仲間がいる。仲間がいると,なぜかやる気になれる。なぜか楽しい。なぜか出来てしまう。子どもたちは,この1年間でそのことを知ったはずである。あとは,5年生になっても,自分でそういうクラスを作るだけだ。自分以外の全員が,全然やらなくてもいい。自分ひとりがやればいい。そうすると,同じようにやりたがる人は出てくる。出てきたら,仲間と一緒に学ぶことが出来る。あとは徐々に広がっていく。それを待てばいい。
残りの3日間は,5年生への助走である。自分でする。先生は,離れる。自分たちには何が出来るのか。頑張ってほしい。

1 社会「N浜開発計画」
最後のチームのプレゼン。N浜には,ペットを飼っている人が多い。しかし,動物病院がなかったり,ペットショップがなかったりして,いろいろ不便らしい。だから,ペットショップや,動物病院を作って,ペットと一緒に暮らしやすい街を作りたいという。
思いはなかなかいいのだが,プレゼンの仕方が,あんまりだった。課題と方法がうまく合っていない。そのあたりを,かなり質問で責められた。なかなかうまく答えていたが,やはりイメージが良くなかった。残念ながら,5人の賛成しかえられなかった。

最後に,意見の交流会。
アドバイスをもらえてよかった/みんなの意見を聞いて,もっとこうすればよかったんだと思った/自分たちのアイディアで完璧だと思ったけど,みんなのアイディアを聞いたら,もっといろいろ出来ると思った。/みんなを説得するのは難しいと思った/自分たちの意見だけでは,なかなか賛成してもらえないことが分かった。/もっとプランを改善して,みんなに納得してもらいたい。
などの意見が出る。なかなか前向き。…でも,君たち,無理しているやろう(笑)

「みんなね。アドバイスをもらってよかったとか,もっと意見を生かして改良したいとか言っているけどさ,本当は,自分の意見に反対されて,悔しかったり,腹が立ったって言う人いるんじゃないの?」
と聞くと,クラスの8割ぐらいの子が手を挙げる。でしょでしょ(笑)
本当は,むっちゃ悔しかった。/せっかく考えたのに,反対されてむかついた。/なんやねん。もうええわ!って思った。/腹が立つから,そっちの意見にも賛成したくない!って思った。

わはは。だろうだろう。無理していたんだよな。
「でもさ,みんなに反対されたから,“もういいです”って投げだしたらどうなるの?五庄屋が,隣村に反対されたから,用水路は作りませんといったらどうなってた?総理大臣が,他の人に反対されたから,もうやめますっていったらどうなる?(…って本当に辞めたやつがいっぱいいるけど)」
と投げかけたところで,子どもたちに感想を書いてもらった。子どもたちの感想は,なかなか味のあるものになった。また,いつか紹介したい。

23 大掃除
最初に入ったときの状態に,教室を戻そう。ということで,掲示物を全部はずして,ロッカーとかもきれいにする。いよいよ,4い友学級もフィナーレが近い。

4 体育
帰りの用意を持って,外へ出る。縄とび・一輪車・竹馬の上達ぶりを披露する。みんなうまくなったねぇ。
最後は,大縄に挑戦。本当は,もっとやってあげたかったが,徹底できなかったなぁ。また5年生でも挑戦してみて。3分間で,206回が今回の記録。

放課後は,ワックスがけ。一人の男の子が手伝ってくれた。ありがとう!

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朝の会
1 理科
2 理科
3 社会
4 学級会
5 卒業式準備

朝の会
連絡帳+小テスト
連発挨拶&歌

12理科
お話作りの続き。あまりの集中力に,時間を延ばすことに。
その間に,『学び合い』を一緒にやっている同僚の授業公開に。いいかんじ。

3 社会「N浜開発プラン」
今日の発表は,3件。
1つは,マリナトレインの開発
1つは,学校を中心にした街おこしのプラン
1つは,動物園・水族園・花畑をつくり,隣の浜とつなぐレジャーランドプラン。

どのプランも面白い。
これも,いろいろと質問される。
それに対して答える中で,より具体的な提案になっていく。
2つ目の提案など,校長先生に後で話したら,いたく感激していた。採用されるかもよ(笑)
これまでの学習した知識を生かしている点も面白いが,こういったやりとりの中で,社会的な経験を得るというのも大切だ。
そういえば,僕が実践してきた社会の授業って,こういうのが多かったように思う。
どうも,僕の中での公民的資質づくりというのは,こういう活動に代表されているのかな。

4 学級会
卒業式前の大掃除計画。
お別れ会の計画。
どちらもクラス会議なので,子どもたちにおまかせ。

給食 最後なので,円形になって食べる。6分20秒。配りにくいため(笑)
ウインナーが16本も多く入っていた。「調理員さんたちに気に入られたから,いっぱい入れてくれたんだ!」ってお気楽に喜んでいたら,数え間違いだったとのこと。よかった,他のクラスが足りなくなっていなくて。

掃除 簡単清掃

5 卒業式準備
入口の清掃。子どもたちは,自問清掃に取り組んでいた。かなりがんばった。

明日は,いよいよ卒業式。
考えたら,僕たちは,この日に,子どもたちが立派な姿になったことを見せられるように日々教育活動をしているのである。この日,この時に,自分でやりぬく子,主体的に行動する子,優しく支えあう子という教育目標の子ども像を見せられるように指導しているのだ。
卒業式で求められること。それは,掛け算の九九でもなければ,英語でもない。
返事・あいさつ・呼びかけや歌の声・姿勢・歩き方などである。
結局は,これこそが子どもたちに育てたい力なのではないか。強制してやらせるのではなく,普段の授業で培ってきた結果,自然と卒業式のときには,みんなが返事をして,あいさつをして,声を出し,姿勢がぴんとのびて,立派に歩いて入場してくる。そんな風に,子どもたちが育つために,教科を使って,授業を使って,日々授業をしているのではないか。そうした指導をした結果,学力がついているのだ。
そんなことを意識しながら,子どもたちが気持ちよく卒業できるよう,僕にできることを頑張りたい。

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朝の会
1 算数
2 算数
34理科 
5 社会
6 社会

朝の会
連絡帳+小テスト
この実践は,結構いいなぁ。国・算・社・理から一問ずつ問題を出す。音読とか,本読みと組み合わせても面白いかも。

1 算数「異学年授業」
1年生のとの合同授業。
西川先生からのアドバイスを受けて,さっそく異学年授業を組みまくっている。若い先生のクラスで,合同で授業をしながら,『学び合い』について説く。というより,一緒に子どもの様子を見る。子どもの目や動き,表情など。どんな研究授業よりも,教師同士が学び合える。リアルタイムに,先生同士がおしゃべりできるのである。これは,非常に学びが大きい。

まずは語りをする。
一年生に伝わるかなぁ?さんざん一年生を褒めて,持ち上げつつ,話をはじめる。
「学校は,〇〇〇ができるようになるところ。」
黒板にこうやって書いておく。
「わかった。べんきょうだ!」「ちがうよ。3文字だから。そうじ!」「べんきょうじゃなくて,3文字ならべんきだ!」「じゃあ,うんちだ。」「やだ!きたない!」「ゲーム?」「あそぶ?」「いろいろなことをがんばる!」
などなど。さすが一年生。サイコー!!
「みんなすごいねぇ。どれもこれも正解だ。学校に来たら,うんちもできるようになるよ。でもねぇ。ここにはいるんのは,“み”“ん”“な”だよ。さっき一年生の子たちが言ってくれたことは,学校でできるようになるかもしれないね。でも,それが苦手な子もいるよね。苦手な子は,できなくていいの?かわいそうだよね。その子もできるようになって,みんなが一緒にがんばれたらいいよね。だから,みんなは学校にくるんだね。得意な子が,苦手な子にかかわってあげる。苦手な子は,友だちにいつでも聞いたら教えてもらえる。そうやって,みんなができるようになる。それが,学校なんだよね。だから,今日は,先生は4年生のみんなが出来るようになってほしいことを言います。K先生は1年生のみんなができるようになってほしいことを言います。それを,一人じゃなくて,みんなが出来るようにしてください。」

4年生は,伴って変わる量のテストプリント。次の時間にテストをするので,80点以上取るようにという指示をする。
1年生は,100までの数のプリント。最後に,10問テストをするので,8問以上正解するように伝える。
4年生の課題は,結構子どもたちに難しく,1年生を教える余裕がない子も(笑)。それでも,自分のことをさておき,一年生に関わってくれる子どもたち。えらいぞ!!
頼りになる?お兄ちゃんお姉ちゃんを相手にせず,できる子は,どんどんとやり終わってしまう。
「先生できたよ!」「ねえ,どうすればいいの。」「うひょひょ~い。」
ノリノリで,数珠つなぎになって,電車ごっこを始める1年生。う~ん。1年生はサイコーだ!!
「キッキョン先生。あの子たち,注意しちゃダメなんですか。」
『学び合い』について,少し話をしておいたので,個別対応は控えてくれているK先生。心配そうな目をしている。そりゃあそうだ。
「うん。まずはさ,あの子たちの顔を見て見て。あの子たちは,自分のことが終わったから遊んでいるでしょう。やることが見当たらない。それはなぜかというと,みんなができることを意識していないんだよね。で,それに対応するために,習熟度別の問題とか出すでしょ。でも,結局いたちごっこでしょ。得意な子と,苦手な子の差はあくばかり。先生が,ずっと苦手な子のところについていれば,相対的に,ああやって早く終わって遊ぶ子には,先生とのつながりが薄くなってくるんだよね。彼らは,することが分からなくて,ひまだから遊んでいるんだよ。」
「はあ。」
ということで,「それは分かったけど,放っておいたらダメでしょう。」というオーラを感じたので,そろそろ手を打つ。
「あれれ。もう~さんはできたの。すごいねぇ。でさあ,みんなが出来るようになってほしいからさ,このペンで答え合わせしてあげてくれる。」
と,しっかりした女の子に声をかける。先生用のペンをもらって,〇つけに行ってくれる子。
「すごいなぁ。みんなができるために,教えてくれようとしているんだね。まるで,もう2年生みたいだなぁ。」
などと言っていると,電車ごっこをしていた子が動き出す。
「先生,僕も〇つけしてあげていいですか。」
「ねえ,みんな。~君が,教えてあげるって。教えてほしい子いるかな?」というと,やんちゃそうな男の子が,「教えて!」と言ってくる。そうやって,電車軍団は,すぐにミニ先生に変身。一年生は,すごい!しがらみが少ない分,飲みこみが早い。
「子どもたちにとって,電車ごっこなんかより,みんなでわいわいと勉強することの方が,よっぽど楽しいんだよ。だから,立ち歩いて,教え合っていいよって言ったら,みんな電車ごっこをやめちゃったでしょ。」
ということで,また子どもたちの様子を見ながら,ねらいの立て方や,評価の仕方,子どもの動きの可視化などの話をする。
「でも,やっぱり子どもたちにできるかなあっていうのが心配ですね。」
やはり,子ども観のあたりがネックなようだ。このあたりは,実践してもらいながら,子どもの様子を見てもらうしかない。僕も,今年度実施する時は,半信半疑だったのだ。やりながら,実感してもらうことが大事だろう。そのためには,ちょっとずつ『学び合いタイム』的な導入や,ある教科で試してもらうとかでもいいかもしれない。できるところからはじめてもらおう。

そんなこんなで,時間がやってきたので,一年生はテストにする。
「先生,この練習プリントは,直したほうがいいですか?」
テストの問題がかなり類似している問題。一年生なのに,良く気づくねぇ。
「じゃあ,どっちか選んでいいよ。プリントを見ながらやりたい人。プリントは伏せてやりたい人。」
というと,全員が伏せてやりたいという。ああ,一年生は,萌えるなぁ(笑)。ほんまかわいすぎる。
ぞくぞくと100点を取る子がいる。しかし,70点の子が3人いた。
「キッキョン先生。こういうときはどうするんですか。ショックかもしれません。」
その通り!そういう子がいるときは,その子はもちろん責めない。周りを動かす。でも,初めてだし,1年だしというので,フォローを入れながら話す。
「今日ねぇ。みんなが80点とるって言ったんだけど,取れなかった人もいたの。残念だね。目標達成できなかったね。でね,先生が聞きたいのはね,この中で算数が苦手だって言う子は,どれぐらいいるのかな?手を挙げてくれる。」というと,ちらほらと恥ずかしそうに,手が上がる。70点だった子も挙げている。
「じゃあさ,算数が得意だという子は,どれぐらいいるの?」
というと,30人ぐらいが手をあげる。さすが1年生。
「ああ。憎たらしい。だって,もう算数が得意な子には,先生から教えることがないじゃない。君たちは,もうミニ先生じゃない。先生が,かわいいのは,苦手だから教えてください!って言う子だよ。ああ,憎たらしい憎たらしい。ねえ,もう一回,算数が苦手だってかわいい子たち手をあげて。」
こんな風にいうと,ビシっと手が上がる。
「いいなぁ。でね,こんな風にさ,苦手な子がいても,みんなができるようにするためにはどうしたらいい?」
「教えてあげる。」
「そうだよね。じゃあさ,みんなが出来るようにこれからもよろしくね。そうやって苦手だなぁって言う子にかかわってあげてよ。あっ,もう一回,苦手な子手を挙げてくれる?」
「は~い!!」
というところで,終了。
楽しかったぁ。あまりに楽しすぎて,ビデオを撮ろうと持っていたのに,完全に忘れてしまったぐらい。
異学年交流しながらの,ミニ研究授業。こりゃあ,行けそうだ。

2 算数テスト
さっきのプリントは,難易度が高すぎた様子。子どもたちは,ひいこら(笑)
テストは,それと比べれば随分と優しい問題。
かなりの子が出来ていた。
おわった子から,理科の物語作り。

34 理科
物語作りの続き。
これが,本当に面白い。子どもの発想はすごい。と同時に,非常にリアル。ああ,おもしろかった。

給食 4分
掃除 いまいち

5 社会
N浜開発プランの仕上げ。

6 社会
N浜開発プランの発表。
先陣を切って発表したのは,「大開発人集めプラン」

課題:「エコにする」と「若者を集める」ということ。
方法:映画館を作る/ロープウェイで街中をつなぐ/水力発電を作る/ボーリング場を作る
結果:若者が増えて,街が大きくなる/エコの町として有名になる

という計画。N浜は,これから高齢化が予想される地域。そこで,若者が来る街にするのと,エコな街として有名にするプランを考えたという。思いは,素晴らしい。素晴らしいが・・・,計画が荒い(笑)
案の定,質問の時間に,めったぎりにされる。
映画館の場所が,今のサッカーグラウンドをつぶすことになる/ロープウェイは,高速道路があるから危ないのでは/若者を増やすと言っても,遊びに来るだけでは街は大きくならない/水力発電がエコになるかわからない/全部やるのか?共通性がないのでは?
するどい質問が連発される。
なかなかまともに答えられないところもある。予想していない質問もあったようだ。
最終プレゼンでは,あつい思いを話すことになっている。若者を増やすことで,活気のある街にしたいとのこと。
プレゼンを終えて,子どもたちに賛成か,反対かを投票してもらう。N浜の住民の子どもたちである。いいと思えば,賛成する。反対の場合は,改善案を提示するように言っている。なんとなくの反対は,一番ダメ。
結果は,7名の賛成だった。20名が反対。やはり一貫性がなかったようである。また,できたばかりのサッカーグランドがなくなるということがネックだったようだ。サッカーグラウンドを活かした計画を求められていた。

二つ目のプランは,ウォーターロードづくり。
課題:人口を多くする/エコな街にする/N浜を知ってもらう
方法:小学校と中学校を歩道橋でつなぐ/ウォーターロードを作る/木や花を植える
結果:人口が増える/エコな街になる/有名になる

というプラン。
質問されたのは,以下の内容。
ウォーターロードってなに?/小学校と中学校をつないだらどうなるの/ヨットハーバーのヨットが危険では/有名になると思えない/人口が増えるかわからない
などの質問がなされた。
このグループは,計画の段階で,相当やりあっていたグループ。結局,予算とかまで考えていた。だから,これらの質問は,想定内の様子。ぽんぽんと答えていく。
ウォーターロードは,海の中にパイプを入れて,水族館の通り道みたいになっている。/海の環境をきれいにしながら,きれいになっていく海を見ることが出来る/汚染がないように,二本のパイプで通す。/地震の時ように非常口を用意している。/ヨットハーバーのヨットには当たらないように,水中に入っている。/小学校と中学校が行き来しやすいと,いい学校のある街だと有名になる/ウォーターロードも,観光に役立つ/有名になれば,人が来てくれると思う

など。分かりやすく説得していた。
最終プレゼンでは,切符や回数券も用意しているので,いろいろな人に利用してもらえるという話だった。
よくもまあ,いろいろ考えるものである。
結局,17名の賛成を得ることが出来た。アドバイスとしては,水中のパイプがやっぱり危険な気がするというものであった。確かに,安全面は,かなり考えなければならないプランだ。

というところで,時間ぎれ。子どもたちは,なかなか楽しそうである。ただ,夢のような話を語るだけではない。それが実現可能かどうか,いろいろと反対意見が出させる。それでも,必要なのだと訴えることの大変さがわかるかどうか。最初のプレゼンをしたグループは,ショックを受けていた。なんで,反対されるかわからないという。自分たちがいいと思うものを,みんながいいというわけではない。みんなが納得するためには,いろいろと妥協したり,工夫したり,調整することが必要なのだ。
五庄屋や,先人の気持ちをロールプレイを通して,理解してほしいところである。  

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