汗かき教師修行 10年 自分の原点④ 学ぶことは苦しいことではない 忍者ブログ
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 「なぜ教師になったのですか?」
 僕は,このコメントに対する返事として,
 「たけし軍団に入れなかったからです。」
 という答えすることにしている。
 正直,なめた答えだなぁって思うけど,事実だから仕方がない。
 でも,やはりここいらで自分自身の原点というものを見つめなおす必要があるように思う。
 自分流の教育というものを作っていくには,自分自身の原点というのを見つめなおす必要があると思うからだ。ということで,少し自分を振り返って,自分の原点を考えてみたい。
 そんなことは,自分ひとりでやればいいことで,人様に見られるのは,大変恥ずかしいことなのだが,まあ,それはそれとして自己開示してみたい。気持ちが悪い行為なので,スルーしてくださればありがたい。

 僕が住んでいた西宮市の高校は,総合選抜制度という入試制度を取っていました。(平成21年度より廃止されました。)住んでいる地域によって,高校が振り分けられるという制度です。僕は,どういうわけか,西宮に住んでいるのに,宝塚の学校に生かされるという「なんのための総合選抜や?」と思われるようなところに住んでいました。結局,上位10%は希望の場所に行けるという制度もあって,西宮の高校に入りました。

 総合選抜の場合,成績順に輪切りにされるわけではないので,同じ高校に受験勉強やる気マンマンの生徒もいれば,就職するきマンマンの生徒も,浪人当たり前で青春を謳歌したい生徒や,ヤンキーまっしぐらの生徒など,それはもう色々な生徒がいるという環境になります。
 おかげさまで,ゆる~い感じのハイスクールライフを送ることができたわけですが,その環境でただ過ごすだけでは,受験で合格しようなんて言うことは無理です。(いや,学ぶ気マンマンの人は別ですよ。)というわけで,僕は学校ではゆるゆるの高校生活を送って,クラブや遊びにいそしみつつ,放課後は予備校で受験勉強をするという生活を送っていました。

 中学までは,友だちのO君とかと一緒の塾へ。勉強するというよりも,放課後も一緒に遊ぶ感覚。高校受験も,総合選抜のため本気で勉強する気にはならなかったので,本格的に受験勉強というのを始めたのは高校生になってから。予備校みたいな本格的な塾も初めてだったので,いろいろとカルチャーショックを受けた。今までは,なんとなく塾に行ったら,別に興味もない勉強をして,それなりにテストの点数を取ったらまあいいかって言う感じで,お客さん感覚だった。
 ところが予備校に行くと,全部自分で考えなくてはいけない。どこを受験したいのか。そのためには,どれを受講しなくてはいけないのか。今の自分の実力はどれぐらいなのか。今からはじめるのなら,何からやらなければならないのか。受験するのは自分だから,否応なしに自分で考えなくてはいけない。親に頼っても,学校を決めてくれるわけではないし,講師に相談したって,何をしたいかを決めるのは自分なのだ。
 ぬるーい高校ライフの中では,こんなことを考えなかったと思う。自分の周りのほかの高校生たちが,自分よりもずいぶんとしっかりしているように見えて,ものすごい焦った覚えがある。予備校に通ったことで,初めて,「学ぶ」というのは,自分がすることだと気づいたのだ。(そんな人間が教育者になるんだから,ほんま情けないことやねんけどね。)
 
 で,僕にとってこの予備校での3年間は,非常に水が合っていた。予備校の先生は,何せ教えることが上手である。受験に必要なピンポイント知識を教えてくれる。そして,それだけでなく,「学ぶ楽しさ」というものも教えてくれた。僕は,高校一年生の頃から通っていたので,さすがに1・2年生のころは,余裕があった。そこで教わっていたことは,もちろん受験のための勉強でもあったが,英語とはなんなのか,古文は何がおもしろいのか,歴史は今とどう関係しているのか,そんな「学問」としての興味を持たせてもらった。
 僕は,特に英語のK先生と日本史のM先生の講義がおもしろく,受験勉強から離れても,ずいぶんと勉強させてもらった。英字新聞を読んだり,受験と全く関係ない歴史の本を読みふけった。(今は,ぜ~んぶ忘れてしまいましたが・・)
 予備校の先生のおかげで,僕にとっての受験勉強は,つらく苦しいものではなくて,「学問」に入る入口になりました。高校の授業は,相変わらずつまらないもので,昼間は寝て,夕方から勉強しだすという生活でした。
 
 僕が「教師」になるというビジョンを持ちだしたのは,このころだと思います。
 でも,その時に思っていた,「教師」というのは,小学校教師ではなく,予備校の教師,または高校教師でした。
 僕の高校の友だちは,みんな受験勉強をいやがっていました。
「こんなの勉強して何になるんだ?」「めんどくさい。やってられない。」
みんながみんな受験に向かっているような,進学高校の雰囲気とはまた違った雰囲気なのかもしれませんが,そんなことを言いながら,あれこれ理由をつけて勉強しない人が多かったように思います。
 僕は,そんな友だちに「勉強っておもしろいよ」って,真面目生徒っぽいことをいいながらも,当事者の自分が言っても,伝わらへんかもなぁって思っていました。
 それならば,自分も「受験勉強」をきっかけに「学ぶ」ということに興味を持たせてもらったのだから,他に受験勉強に悩む人たちに,自分の経験を交えながら,「学ぶことは苦しいことではなくて,楽しいことなんだよ」っていうことを教えられる教師になりたいなぁって思いました。
 たけし軍団への夢はとっくに諦めていましたが,人を笑わせることができる仕事につきたいなぁとも漠然と思っていました。その点でも,教師ならうってつけです。僕が好きだった予備校の先生も,いつも聞いている生徒たちを笑わせていました。そうやって,人に笑ってもらって,それでいて,自分も教わった「学ぶことの楽しさ」を実感してもらえる「教師」という職業に興味を持ったのでした。

 つまり,僕の教師の原点は,「学ぶことは楽しい」を伝えたいということと,「笑ってもらえたら嬉しい」という感覚とがあったといえるのかもしれません。

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