汗かき教師修行 10年 崖の上のポニョ 忍者ブログ
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というわけで,遅ればせながら見ました。崖の上のポニョ。
うちの息子の名前は,「蒼介」。
生まれたのは,2009年ってなわけで,「ああ。ポニョの!?」といわれることが多いのですが,実際は,まだ見たことがありませんでした。
夏休みだし・・・ってことで,家族みんなで見ました。
2歳の娘は,いつもなら興奮してうろちょろしているのに,じっとテレビの中のポニョを見つめていました。
ときおり,「ポニョのパパいないね~」「ポニョのママがいないよ」
と,ポニョの両親のことを気にしているようす。パパとママが出てきたときには,踊らんばかりに喜んでいました。

さて,本編。
まあ,見る前に,だいたいの”あらすじ”と様々な評価については聞いていたので,なんとなくテーマについては「こんなんかなぁ」って思っていました。
で,見てみると,確かに前評判通り,世界観がわかりにくい。ストーリーがあってないような感じもする。
ただ,2歳の娘が食い入るように見ているという事実をして,やっぱり僕が思っていたテーマと合致するような気がしました。
結局,この中で描かれている,破たんした?世界観は,5歳の主人公ソウスケ君と,人間の年齢でいえば3歳ぐらいのポニョに見えている世界なのでしょうね。あと,老人ホームの方々の世界と。この世界の中で生き生きとしているのは,5歳の主人公と,ポニョと,赤ん坊と,老人方。破たんした世界の中で,別に疑問を持つこともなく,現実を受け入れて過ごしている。それが,とても生き生きとしたようすに映ります。一方で,ソウスケの父親や母親を筆頭に,社会の現役世代の人たちは,この世界を受け入れられていません。海の底に沈んだ街で,必死に救出活動をしています。現実的です。でも,なんか生き生きしていません。
僕は,たぶん娘がこの年になっていなかったら,「変な映画」っていう感想で終わっていたと思います。でも,娘のおかげで,この映画のすごさがよくわかりました。なにがって,ポニョの言動尾が,うちの娘とそっくりなんです。赤ちゃんのあやし方。ハムへの食いつき方。あちあちいいながら踊る様。「ソウスケ好き~」というストレートさなどなど。家庭の事情で?少し大人びたところのあるソウスケ君でも,5歳の男の子の世界観からそうはずれていないと思います。宮崎駿は,見事に幼児期の子どもの世界を書ききっているなぁってただただ感心してしまいました。たぶん,きっと,僕も,小さな頃は,これぐらい破たんした世界観の中で生きていたと思います。いったいポニョがなんなのかとか,なぜ世界が綻びたのか,なぜ大丈夫だったのか,なぜ海が大荒れなのか,などなど,本篇の中でまったく語られない部分も,それが子どもの世界だと思います。
宮崎駿が,子どもに向けて描いたという理由がちゃんと本編を見てわかりました。

さて,僕がこの作品を見る前に,裏テーマかな?って思っていたのは,母親のことです。
余談ですが,さっきの世界観で言うと,母親も現実の世界を生きています。
「不思議なことが起こっているけど,理由はそのうちわかるはず」
みたいなセリフを言っていますが,これってまさに,現役世代の大人っぽい考え方ですよね。出来事にはすべて理由があるっていう風に感じている大人。
さて,そんな大人の女性ですが,でもこのお母さんは,立派に仕事はしていますが,母親としては・・・。子どもの朝ごはんを車の中で食わせていたり,運転が乱暴だったり,晩飯はインスタント麺だったり,嵐の夜に不安げな息子を放り出して,仕事に向っていってしまったり・・・。本編の中で,表だって批判的に書かれているわけでではありませんが,なかなか感情移入しやすい母親像にはなっていません。この母親像をとって,この映画はダメという批評も見ましたが,これは,意図的にこういう現代的な?母親像として描かれているような気がします。仕事としては優秀だし,責任感もあるけども,母親としてはどうなのか。その証拠に,ソウスケ君には,「お母さん」とよばれているのではなく,リサとよばれている。ソウスケが5歳にして,どこか大人びている感じなのも,なにか家庭事情が透けて見える気がします。
僕は,この母親が,ポニョとソウスケの関わりの中で,「母親」として,何か劇的に変わることがあるのかなぁって思いながら見ていました。まあ,一回見ただけでは,期待したほどに劇的な変化はないようには思います。ただ,ポニョの母親と,リサが何か言葉を交わしているシーンがそれにあたるのかなぁとも思ったり。
まあ,裏テーマなので,別にいいでしょう。

なんにせよ,うちの2歳の娘が,夢中になって見ていたので,宮崎駿監督がいう,子どもたちのために描いた映画としては,大成功なのではないでしょうか。(まあ,その子どもというのが幼児期限定かもしれないのですが)
というわけで,小さな子どもを持つ父親としては,この映画はめっちゃ面白かったんです!!
(って,そういうえばこの話の父親はとことん影が薄いなぁ・・・。どういう意味やろか)

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