汗かき教師修行 10年 教師たちの挑戦  佐藤学 忍者ブログ
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教師たちの挑戦―授業を創る、学びが変わる教師たちの挑戦―授業を創る、学びが変わる
佐藤 学

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有名な佐藤学先生の,有名な本。
教職に就いてから,何度か読んだ本だが,今回もう一度再読。「学ぶことの意味」「わかることの意味」を読んだ後だけに,すい~っと入り込んでくる部分があり。
それと,昔読んだ時に3色ボールペンで線を引いているところが,あまりに恥ずかしすぎて笑ってしまった。

【教室の静かな革命】
・勉強から学びへの変革
・座楽→活動的な学び
・個人→協同
・知識を獲得し,記憶する→探究し,反省し,表現する
・授業様式としては,
・伝達,説明,評価の授業→触発,交流,共有の授業

【学びとは】
・学びとは,活動,協同,反省のサイクル。
・学びの三位一体論
 ①テキスト(教材)との対話
 ②仲間との対話
 ③自己との対話

【教師の役割】
子どもの尊厳を一人残らず授業の中で尊重する。
・一人一人の発言を受け止める
リボイスして,他の子たちに丁寧にかえしていく。
「聴く」ことを中核にする。
認識を持って,聴こうとする。
 ①テキストの言葉のどこに触発された発言か?
 ②どの子の発言に触発された発言か?
 ③その子自身のどの発言に触発された発言か?
つなぐこと,もどすことが大切。⇔切ること,進むこと
・わからないところにもどって考える。
・テキストにもどす。
・グループにもどす。
・子どもと教材をつなぐ。
・子ども同士の発言をつなぐ。
・いい授業を志向したのでは決して達成できない「学び」
・いい発言だけをつないで授業を展開する。
・教師の意図で引っ張り上げる授業。
・一人一人の子どもの学ぶ意思を軽視している。

【学び合う関わりと教え合う関わり】
・学び合う関わりと教え合う関わりは違う。
学び合う関わりは…
・子ども同士の連帯感に基づいている。
・子ども同士が相互にケアする関係である。
・子どもが,できない子どもに対して寛容
・さりげない優しさがある。
教え合う関わりは…
・教え合う関係を要請されている。
・おせっかいである。
学び合う関わりを持つ時に,大切な倫理
 ①わからなかったら仲間に聴く
 ②尋ねられたら誠意をもって答える。
・得意な子が教えに行くのではなく,苦手な子が援助を求められる教室。

【聴きあう関わりづくり】
・教師は,子どもの挙手による指名ではなく,子どもの表情の変化を受け止めることを大切にする。
・つぶやきに耳を傾けている。
・リボイスで,クラス全体にかえしていく。
聴き合う関わりを作る6つの点
 ①優れたいことではなく,「すてきなこと」を発言する。
 ②子どもにとって無理のない展開になっているか。
 ③子どもの発言は,子どもの内面,仲間の発言,テキストの内容のどこにつながっているか認識する。
 ④子どもがつなげるようになるまで,まずは教師がつないでいく。
 ⑤一人一人が「なるほど」と思える。
 ⑥学習が遅れがちな子には,個別指導をする。
・学び合う関係にもっていくには…
・教師が引っ張っていくのではなく,子どもたちに対して引き戻していく。=対話(ダイアローグ)

【「わからない」ということが言える教室】
・わからない子が「わからない」と言える
・「どこがわからないの?」ではなく,「この子は,どこがわからないのか」を一緒に考えられる教室。
・「わからない」ということは素晴らしい。
・疑問をクラスの問題へとつなげていく。
・他者との交流によって,疑問(つぶやき)が問題(クラスの課題)となっていく。

【子ども同士をつなぐ】
・個と個を“つなぐ”
・聴かせる≠教師の話を子どもが聴くということ。
・子ども同士が「聴き合う」関わりを持つ。
・まずは,教師自身が子ども一人一人の声を聴く。
・学びとは,①テキスト②仲間③自己との対話。どこにつながっているかを認識する。
・どの子も素晴らしいという前提に立って聴く。

【探究し合う教室】
・「聴く」という行為は,受動的でありながら能動的な関わりである。 
・つぶやきから始まり,自然とグループ内での対話が始まる。
・多くの教師が認識していない,学び合いをする上で最も大切なこと。
 ①子どもの学びは,教師とのコミュニケーションより子ども同士のコミュニケーションにより,より多く展開される。
 ②その教室で最もしんどい子を学び合いの中心に据える。
・子ども同士の相互のコミュニケーションにより,つぶやきを共有化していく。

【響き合う教室】
・聴き合う関係から,響き合う関係へ。
・学びの主人公は子どもである。
・教師も,学級の中では最良の学び手である。
・イメージと思考をつないであげる。
・子どもから出たつぶやきだからこそ,核心の問いとして設定できる。
・子どもが探求するためには,子ども自身にとって必然性がなくてはならない。
・響き合う教室で大切にしていること3つ
 ①仲間の声に耳をすませること。
 ②自分の読みを持つこと。
 ③小さな違いから学ぶこと。

【ダイアローグ(対話)】
・学びが成立するとき。
・ディベートによる討論。
・目的ははっきりしているが,発言が一方的。(モノローグ)
・話し合い
教材,仲間,自己との対話。相互の発言が補い合う関係。(ダイアローグ)
・学び合いの成立には,対話が欠かせない。

【学びのイメージ】
・学びとは,モノ,仲間,自己との対話を通して,既知のものを未知のものへとつなげていくことである。
・学びとは,対話的な実践である。
・自分づくり,仲間づくり,世界づくりをしながら,対話によって豊かに交流して進めていく。

【勉強から学びへ】
①モノ・道具・人に媒介された学び
②個人的な「勉強」→協同的な「学び」
③知識・技能の獲得→知識・技能の共有

茅ヶ崎小学校などでの実践事例を紹介しながら,「学び合う」授業について解説していく本。
僕がいま一番考えている「対話」について,いろいろ書いてあって面白い。
佐藤学の独特の言葉の使い方が,いまいちよくわからないところもある。響き合う,探究し合う,学び合うというのは同じなのか違うのか?
ただ,それはそれとして,子どもが「学び」に向かうとはどういうことなのかがよくわかった。方法論としてというよりは,教師の考え方として取り入れていくのがいいのだと思う。
前に読んだ時は,その実践事例の中から,具体的な発問とか指示の仕方とか,なんかうんちくっぽいところとかに,ガンガン線を引いていた。そういうところに興味があったんだよね~。(;^3^)




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